東京都の石原慎太郎知事は１日付の英紙タイムズのインタビューで、「日本は２００８年の北京五輪をボイコットすべきだ」と主張した。知事はその理由として、中国で昨夏開かれたサッカー・アジアカップでの反日騒ぎを取り上げるとともに、「中国にとって北京五輪は、ヒトラー時代の１９３６年ベルリン五輪と同じ意義を持つ。ヒトラーは軍事力を背景に示威行動をしたもので、北京も同じ構えを目指している」と述べた。
知事はまた、日本の領有権に中国が異議を唱える尖閣諸島（沖縄県）を中国が占拠しようとすれば、１９８２年に英国がフォークランド諸島をめぐってアルゼンチンと戦ったように、中国との「小規模戦争」も検討するべきだと語った。
東京・九段にある靖国神社には、小泉内閣の閣僚や石原東京都知事らが参拝に訪れました。閣僚では、亀井農林水産大臣や中川経済産業大臣ら４人の閣僚が参拝しました。また、１５日午後には、自民党の安倍幹事長や石原東京都知事らも参拝に訪れました。
石原都知事：「年ごとに英霊に報告する、申し上げることがなくなってきた。日本は相当、衰弱してきた感じがします。（来年は）ぜひ天皇に私人として、ひとりの国民として参拝して頂きたい」
また、超党派でつくる「国会議員の会」も、５８人が集団参拝しました。小泉総理大臣は千鳥ケ淵戦没者墓苑を訪れ、献花しましたが、靖国参拝は１月１日に済ませていて、１５日は参拝しませんでした。