阿修羅さんと面識がない私ですが、メーリングリストを通じて、いつも、どんな人なのかなぁ、と興味を持って投稿文を読ませていただいていました。社会の不合理に、真摯に向き合おうとする、その姿勢にとても惹かれるものを感じていたのだと思います。
その性（サガ）が高じてでしょうか、精神的に不安定な状態に悩むあなたの姿を、見知らぬ同士ではあっても、どこか共通項があるのではと感じていました。
私は生まれも育ちも東京は新宿の大都心の真ん中でした。大型自動車の振動と騒音を揺りかごに、鉛公害の交差点のすぐそばに住み、排気ガスに息を止め、塩素濃度を身体で測りながら水を飲む日常でした。
そんな都会暮らしに見切りをつけることができたのが、就職してから１２年目でした。紆余曲折はありましたが、今では壮瞥町の山あいの土地に住んでいます。そしてすでに１１年余が過ぎ、動物に囲まれ煩わされながらも、生きています。薪で煮炊きをし、パンを焼き、時にはチーズを作りながらの生活は決して楽とは言えませんが、都会暮らしでは決して得られることのない安全保障を自分自身で確保できるのだ、という信念を持って過ごしています。
「みなさま、生きてますか？ ぼくはなんとか。」で始まる投稿文を読むと、とりあえずホッとしていました。私のような田舎暮らしを、阿修羅さんにも、いつか体験していただきたいと思っていました。でも、躊躇していてはいけなかったのですね。忙しさにかまけていてはいけなかったのですね。
また、メーリングリストに投稿してくださいね。お願いできますか。
佐々木阿修羅です。北海道から送信します。
AMLにはこないだ登録したばかりで、初投稿です。
共謀罪、超やばいですね。
いま、日本が「序・破・急」の急に来ていると誰かが書いていたような気がする。
ぼくに言わせれば収容所列島への大改造についての「急」です。
とにかく生き延びましょう。
以下は、署名直前まで、生活保護費削減について触れている、ぼくの私信です。
2001年9月に平松記念病院（精神科病院）に入院したことをきっかけに出し始めた、
「ぺそぺそespero」というメールマガジンです。
Subject: ぺそぺそespero第117信「社会権である生存権は自由権より弱いらしいのだ」
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佐々木阿修羅です。みなさん、ごぶさたしています。
2005年5月14日にぺそぺそespero第116信「厚労省が障害者にかける罠」
を出していらいだと思います。
この冬もまたまた寝込みましたが、ホームヘルパーさん達や恋人の協力で乗り切りました。
精神科病棟入院１年、施設入所（グループホーム）１年を経て、
独立生活３回目にあたる冬を、生きて乗り越えられました。
みなさんはいかがですか？
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前回メイルでは、
現在国会審議中の、「障害者自立支援法」は、「厚労省が障害者にかける罠」で
あって、「障害者には苦い薬だが(*)」などという代物ではない。あるいは、ナチ
スがそういうなら、よくわかる、という意味でなら、そういう代物だ。
(*)本年2005年5月10日付朝日新聞社説のタイトル:
健常者根性丸出し？？？の（100％健常者なんて、そんな、フィクションなかんじ
でモウイヤ）という出だしで、自立支援法に関連するいくつかのURLを紹介しまし
た。（もういちど欲しい方や、今回初めてこの私信を受け取られ、興味を持った方
はお知らせください。体調と相談しつつバックナンバーを送信します。）
3月15日〆切といえば、「確定申告」ですが、ぼくが昨夜やっと書き上げたのは、
自立支援法移行に伴うホームヘルパー（家事援助）を継続して利用するためのものです。
いずれ、それについてまとめて書ける日が来るかもしれません。いまはカチューシャ(*)です。
*渦中者。阿修羅語。
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今日は、金銭主義社会における命綱、生活保護費削減を厚生労働省がやる気だというニュースです。
え～、その前に、昨年9・11選挙前後、「知事になる！」とあっちこっちで言ってまわりました。
ついでに10月から社会民主党にはいっちゃいました。
各都道府県連合単位で少しずつ違いますが、ぼくは無収入党員扱いで、党費月額200円でした。
いままでかかっていた医師達はぼくに躁（軽躁かな？）状態があることを認めませんでした。
それで、「躁だった？」と言ってくれた人に、僕がくってかかるようなこともありました。
しかし、いまではもう軽躁時に抑えを効かす薬も処方されています。
まだ、鬱病から双極性障害（広義の躁鬱病）という傷病名に変更になるかわかりませんが、
今後は「躁なんじゃない？」など、言ってくださって結構です。気遣ってくれたかた、ありがとう。
いまは、入党時に、氏名と連絡先以外に、なぜか「特技欄」だけがあって、
びっくりして「きちがい！」と書いてあったのが、
ぼくに断りなく二重線で抹消されて、その控えが札幌支部連合にあることについて、
北海道連合幹事長と札幌総支部連合幹事長に公開質問状を書こうとしているところです。
「泥船に乗った気分」で入党したぼくですが、
連帯の核になると宣言した社会民主党、どうやら減数分裂中かもしれません。
市民市民といいますが、共産党や民主党や新左翼や新左翼×１×２の中のうるさがた(*)
と組めなければ、市民（結局選挙における票に過ぎない）の奪い合いで共倒れです。
*ぼくみたいなのとか。中学時代世話になった共産党教員に社民党入党を報告したら、
「キミみたいのが入るとどこの政党でもしばらく迷惑するね」と誉めていただいた..orz
ひとつ約束したいことがあります。
ぼくは選挙などの際に名簿を横流ししません。その点は確約します。
もし万一党幹部から言われても、ひとり分も知らせません。
ただし、警察が家宅捜査に来たら、あれこれ持っていかれます。
いま話題になっている「共謀罪」を処罰する法が国会を通過して成立すると、
いつでも好きなときに好きなひとを家宅調査したり逮捕したりできそう。
たぶん昔あった「ソビエト連邦」みたいになっていくでしょう。
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閑話休題。とにかく、日本経済新聞から切り抜きをご紹介します。
（キャッシュが消えることをおそれてネットから全文を引用しています。
その点を留意して扱ってください）
◆生活保護の支給額、国民年金以下に削減・厚労省検討
厚生労働省は生活保護の支給額を削減する検討に入った。年金保険料を払
い続けてきた人より、払わないで生活保護を受ける人の方が所得が多いケー
スがあるため。2007年度から段階的に国民年金（基礎年金）の支給額以下に
引き下げる方針だ。
生活保護の支給額は年齢や地域によって異なるが、例えば東京23区内に住
む68歳（単身）の場合、光熱費など生活費に充てる生活扶助分で8万820円。
これに家賃を払っている場合には上限1万3000円の住宅扶助などが加算される。
TITLE:NIKKEI NET：主要ニュース
DATE:2006/03/06
URL:http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060306AT3S0500H05032006.html
---引用おわり---
去年から言っているのだけど、憲法9条が骨抜きになってきたように、
憲法25条がどんどん骨抜きになっている。
たとえば社民党ひとつとっても、そのことが共有されているように見えない。
憲法25条 すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。
2 国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生
の向上及び増進に努めなければならない。
中学校で「公民」という科目で習ったこの「生存権」を明記した憲法25条を根拠として、
生活保護法があるといいます。
日本語に翻訳する前は「日本国民」はJapanese peopleのはずで、
「日本に住むひとびと」や「日本人民」とも訳すことが可能です。
昨秋、知事騒ぎ（躁状態）で司法書士試験用教材「有料」モニターを申し込みました。
その教材によると、社会権は、自由権よりずっと後にできたものだし、
この条項は「努めなければならない」つまり国の努力義務であり禁止規定ではないのです。
だから「財政状態が悪化している」という名目で、削っていけるようなのです。
アメリカ合衆国軍への思いやり予算を全額削れば、どうにでもなると思う。
日本は新植民地だったのかしら。たしか日本共産党が近いことを言ってたのではなかったか
支援費から自立支援法への急な転換も、ひとりの生存より国家財政（数字のマジック？）
が優先するということかぁ。もっと学ばないと。それで、学ぶだけじゃだめだ。
しかし、ぶったおれて強制終了になるのはいやだ。
服薬と生活リズムを工夫中です。
なにかしら興味を持った方、（医療観察法についても）連絡ください。
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社会民主党は今年を「憲法勝負の年」と形容していますが、
「賃労働していないひとの具体的な生存権」については、少なくとも北海道レベルでは、
まったく手がついてないと、2月19日北海道連合総会であらためて痛感した。
失業者は国労だけだと思ってるンちゃうかと。
それでも、ぼくは日本共産党にも民主党にも入る気がないのでした。
組織団体にはむいていないのですが、芥川龍之介「河童」と違って、
生前に選ぶこともできず、現代日本国民に生まれてしまって、そこに編制されているので、
信じられないことに、いま、政党に所属しているのです。
除名になるか、こっちが愛想をつかすまで、社会民主党員を続けましょう。
消えてしまう・・という可能性もありますが、再編にともなう解消なら、それはそれでよい。
20歳前後、新左翼「第四インターナショナル日本支部」青年組織である、
「共産主義青年同盟（あちこちにありそうな名前だなぁ）」に１年間参加した時よりは、
体験したことを経験にする力がついてきているかとは思います。でなければ困る。
それでも、また悩みを増やしただけかもしれません。鬱相になると後悔します。
ことしは生活保護削減反対運動をしなくてはならないと、自分に言い聞かせるためにも、
「ぺそぺそespero」をみなさんにお届けすることにしました。
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この「ぺそぺそespero」は、佐々木雪野（ユキヤ）こと佐々木阿修羅がBccで配信する、
不定期個人通信です。特に断らない限り、転載歓迎ではありません。
また、同様に禁止もしません。
配信を止めて欲しい方や、新しく配信を希望する方（紹介も含む）は、
佐々木阿修羅までお知らせください。
---以下、補足号---
Subject: ぺそぺそespero117信に補足です
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佐々木阿修羅です。
いま送った「ぺそ」に引用してある日本経済新聞記事中、住宅扶助上限額は、
どうみても低すぎます。東京23区なら5万円/月以上に設定されているはずです。
誤記だと思われます。
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佐々木阿修羅 batsumaru at mx35.tiki.ne.jp