自民党の武部幹事長は、幹事長就任後初めて各地を回り、さっそく党の顔としての存在をアピールしました。
「晴天の霹靂」。今回の幹事長就任を武部氏は繰り返しこう表現しています。就任後初めて地元入りした武部氏は、支援者からの励ましに恒例ともなった替え歌を披露しました。
《 人に幸せあげるような～そんな武部になるのだよ～と涙で教えたお母さ～ん 》
また、広島での「自民党の顔」をお披露目する会合で武部氏は、どんなにたたかれてもへこたれないと、党内の反発が強くても郵政の民営化など小泉総理の進める改革を実現させていく強い決意を示しました。
「不器用に見えて、意外に総理へのアピールが上手かった」。こんな陰口もどこ吹く風、得意満面で地元にとんぼ返りし「錦を飾った」武部氏。党内の「不満」と「疑問」を得意の粘り腰でかき消すことが出来るのかどうか、武部氏の手腕が問われるのはまさにこれからです。
自民党の武部幹事長は、広島市で行われた自民党のパーティーで、党内の批判があっても郵政民営化などの小泉改革を進めるという強い決意を示しました。一方、自民党・片山虎之助参院幹事長は、小泉総理の進める郵政民営化を批判しました。
「馬力は負けません。どんなにぶたれてもたたかれてもへこたれません」（自民党 武部勤幹事長）
武部幹事長は、「能力の足らないところは体でがんばる」と述べ、党内の反発が強くても郵政民営化など小泉総理の進める改革を実現させていくという強い決意を示しました。
一方、その後あいさつにたった自民党・片山虎之助参院幹事長は、小泉総理の進める郵政民営化について「郵政民営化かもいいが、国民のためになる民営化じゃないといけない。変えればいいというものじゃない」と批判しました。
さらに、片山氏は、郵政民営化の具体的な姿を国民に示し、理解されれば党内の反発も弱まるという考えを示しました。